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2008年9月12日 (金)

9.11

Img_1385 今世紀になった最初の年、2001年の9月11日は、あのニューヨークでの忌まわしい最大級のテロのあった日として、世界中の人々に忘れられない日となりましたが、昨日2008年の9.11は僕自身にとって、とても貴重な体験をした、という事忘れられない日になりました。

ジャズピアノとダンスとで、何か即興的なパフォーマンスが出来たら、という主催者Tさんの発案で企画されたコンサート~舞台でした。 軽い気持ちでお引き受けしたのですが、やってみるとなかなかどうして大変な仕事でした。  BBSにも書いた通り、櫛田祥光さん、中野綾子さんという二人のダンサーとの共演でしたが、二人とも20代の若者。ダンサーといっても、クラシックバレエの流れを汲む、モダン・バレエ~モダン・ダンサーである。 

最初は、当日だけのリハーサルもなしに、即興でやろう、という企画だったのですが、その時点では、僕はもっとジャズダンス~ヒップホップ系のダンサーとの共演をイメージしていました。 ところが二日前の9月9日に、一度打ち合わせとリハーサルをやりましょうという中野さんの提案で、出向いてみてビックリ! 二人はもう練習に練習を重ねて、ダンスのストーリーも出来上がっているし、舞台上の演出もかなり煮詰めていたのです。もう歴とした芸術作品だったのです。

当日ふらっと行って共演していたら、もう僕だけ取り残されて、考えただけでも悲惨な恐ろしい結末をむかえていたに違いありません。 共演したプログラムは、プロジェクターを使って舞台の正面に映像が映しだされる仕掛けになっていたので、そいつをDVD-Rにに焼いてもらって自宅でストップウォッチ片手に構想を練りました。 僅か二日間でしたが、これが無ければまず一緒にやるのは不可能だったでしょう。いあぁ、充実した二日でした(笑)。

Img_1391_3 これらは当日の開演前のリハーサルの写真(写真をとってとスタッフに頼んだら、ピアノの写真ばかりで、二人の写真が全然なかった(笑)。後日、本番の写真などを入手して掲載しますね)。

この時点ではまだまだ不安がありましたが、本番はそれなりに上手くいったんじゃないかなぁ。 観客からのアンケートや感想事の他良かったですからね。 

今回一番印象に残ったのは、やはり二人の若者の生き様です。美意識とイマジネーションを常にフル稼働していて、オヤジほど年齢の違う僕に、忌憚無くズバズバ感じ思った事を言う。 最初はカチンと来たけど、信念をもって発言しているのが分かって来てからは、よしやってやろう、と前真向きに取り組むようになったから不思議。というより、これがものを創る者の本来あるべき姿なんだろうね。 普段「まあ、いっかな」と飲んだくれてピアノを弾いている身に(笑)、久しぶりに真摯なディスカッションをしながらの仕事は、終わっ後、とても清々しい気分にさせてくれました。

こんな二人だからこそ、とても優秀な(斉藤記念オーケストラなどを手がける)スタッフが手弁当で駆けつけて、舞台を最高な状態にしてくれたのでしょう。いやぁ、ジーンと来たよ。 若者の真摯な姿が人を動かす。飲んだくれに襟を正させる!人間すてたもんじゃないね。

で、終わった後の打ち上げ、最高に酒が美味かったのであります。めでたしめでたし。

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コメント

お疲れ様でした。
残念ながら、当日は行けませんでしたが、福田さんの奮闘ぶりは、文章からも想像できました。
またまた、この貴重な経験が、これからの演奏の糧になるわけですね。
楽しみだなぁ〜。

投稿: Lulu | 2008年9月13日 (土) 11時15分

エンターティメントと芸術の違いor境目ってどこにあるんだろうって、いつも疑問に思っていますが、この記事を読んで何かひとつヒントを得たような気持ちになりました。
当日聴けなかったのが残念です。
また機会を作ってください。

投稿: Caroline | 2008年9月13日 (土) 11時49分

お、巨匠、それはよかったですね。3本のろうそくにならなくて。

冗談冗談(笑)。

投稿: ぬのさん | 2008年9月16日 (火) 23時10分

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