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2008年12月20日 (土)

終焉

Img_1576 今年は100年に一度と言われる未曾有の金融恐慌が世界を揺るがしているが、ボクの大好きなクルマにとっても受難の1年でした。

年初から原油価格の高騰による世界的なガソリン価格の高騰で、排気量の大きな高級車、燃費の悪いスポーツカーは、反エコの槍玉に挙げられ、ハイブリットカーや軽への乗り換えが進んだ。そこえもって来て、リーマン・ショックによる金融危機が引き金になり、アメリカの工業株は大暴落、中でも過去100年に渡り強いアメリカの屋Img_1575台骨だったっ自動車産業、ビッグ3が、破産の危機に晒されているのは周知の事実でしょう。

これは最近よく耳にする「あのトヨタでもダメなんだから、ダメに決まっているよ」のトヨタが神宮外苑、絵画館広場で主催したクラシックカーフェスタでの1コマ。

上は世界初のガソリン自動車とされている、1886年カール・ベンツ作の、三輪車。

そんな発明家の努力から生まれたクルマが、20世紀に入り貴族~ブルジョアの道楽として発展をとげるが、庶民には未だ縁のないシロ物でしかなかった。そんなクルマを大衆のものに初めてしたのが、下のヘンリー・フォード作のT型フォードです。このクルマは何が画期的かと言って、そのフォードシステムと呼ばれるようになる、大量生産方式から生まれた事です。このシステムが普及したからこそ、クルマは大量生産が可能になり、一般大衆でもクルマが持てるようになった訳です。20世紀後半のクルマ社会は、このクルマから始まったといって過言ではないでしょう。

Img_1536ずうっと右肩上がりだった日本の自動車産業にも、今年は激震が走りました。金融恐慌から来た円高が原因です。輸出産業の花形である自動車は、もろにその影響を受けました。「あのトヨタでも~」現象です。

本田がF1からの撤退を発表すると、スバルもWRCからの撤退を発表しました。いずれもこの分野で頂点を極めた企業です。

思い出すのは、クルマとカーレース好きの少年だった1970年代の初め、排ガス規制、石油ショックで、60年代後半に盛り上がっていた日本GPへの参戦を、日産やトヨタのワークスチームが次々に出場を断念、ニューマシンの製造も中止した事です。子供ながらに、あ~あ、レースもなくなり、クルマもどんどんショボクなっちゃうんだろうなぁ、とかなり悲観的になったのを覚えています。

それがどうです、あの80年代末の爆発的F1人気。中嶋、アグリ、右京、中野、トラノスケ、琢磨、中嶋一貴etc、日本人F1パイロットも何人もこの20年に輩出してきた。素晴らしいとも言えますが、表彰台に上がったのは、90年のアグリと2004年の琢磨のそれぞれ1回だけ。それも3位でした。

環境問題、不況、経営悪化、クルマ社会に暗雲がたちこめた時、日本の自動車産業が真っ先に打ち切り、排除するのは、モータースポーツなんです。日本は企業も社会~大衆も、その時々の都合で、モータースポーツを簡単に放棄してしまうんです。 所詮モータースポーツなんて暴走族の延長線上にあるもの~社会悪なんです。だから世界の頂点に立つようなドライバーが育たない。 

これじゃあ永久に表彰台の真ん中に立つドライバーも、ましてやワールドチャンピオンなんて出て来っこないよ。 トヨタさんよ、あなたんところは世界一なんだから、長い目で見て、真の日本人のドライバーが育つまで、FIから決して撤退しないでくださいよ。お願いしますよ!

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