こんな一家が日本にもあるんだね。
今月の初め、7月2~3日、茨城の水戸周辺で、面白い仕事をしてきました。 尺八とピアノのデュオです。
この写真の若者が尺八奏者の小林幹君です。 彼は、GateOneのジャムセッションで数年前に知り合ったのですが、尺八でジャズを巧みに演奏するだけでなく、それこそセンスのいいギターとピアノを飄々とこなしてしまうので、一体何者?と驚かされたのを、今でも忘れません。
そんな彼が持ってきた仕事が、学校の芸術鑑賞会。その午後からの演奏の直前に入ったのが、この酒蔵で美味しい蕎麦も出している”な嘉屋”というお店。ついその後公立中学校で演奏する事を忘れ、一杯やってしまったのでした(笑)。旨かった!名誉のために付け加えさせて頂ますが、僕だけです!小林くんは蕎麦を食べただけでした。
この日はその後、このコーナーでも以前紹介した事がある、水戸のブルームーズでLIVE。翌日は水戸にある小林君の実家で、昼はNPO法人の仕切りで子供達に。夜は大人達へのホームコンサートをやりました。
この間、ずうっと小林家にお邪魔させて頂き、お世話になりどうしでした。ありがとうございました。感謝感謝です。
さて、ここで驚かされたのが、小林君のご家族の経歴でした。まず、明治中期のお生まれだろうと思われる、曾御祖母さまが、現芸大である、東京音楽学校のピアノ科卒、その娘さんのまだお元気な87歳の御祖母さまが、戦前、日本の絶対音感教育の中心人物であった笈田光吉氏(僕らの大先輩、故笈田敏夫さんの父親)の愛弟子で、絶対音感の持ち主。そしてその娘さんのお母さまが、またまたピアノ科卒。お姉さんも作曲家卒。
ははぁ、ジャズを尺八でやりながら、芸大の邦楽科を卒業し、ピアノもギターも難なくこなす小林君は、やはり彼一代で成り立っている訳ではなかったのでした。
音楽をやっている者が、一族郎党ひっくるめて、僕だけしかいない身としては、何とも羨ましい一家~一族との2日でした。
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コメント
福田さーん!
その節は、大変たいへんお世話になりました。
都内から離れたここに暮らす私たちには、それはもうあまりにも幸せな時間の連鎖、連鎖で、とにかくその感激は,福田さんご自身にも計り知れないものと思います。本当にありがとうございました。
今日、梅雨空の下で思うことは、形なきものの 時間経過に伴う変容と可能性です。
今回は、生まれて間もない、あるいは生み出して間もない、寂しさをこらえてお母さんを待っている、そんな子供のために頑張っている,日常を乗り越えようとして、音楽への扉に手をかけていて、自分へ特別のご褒美に、かつての夢を見るため、などなどの それぞれの多種多様な環境とキーワードをもちながら、「ライブを楽しむ」という一つの結末を迎えた、地方都市のある場面にいた人間の代表として、心から御礼申し上げます。
ジャズを楽しむ、そしてそれ以前に音楽を楽しむ場での経験の少なさをどう埋めていくか、これが私の課題であり、私の生きている場所での課題です。
あの日、楽しいと感じた記憶は 密にして静かに記憶の箱に眠り、いつか形を変えてまた違う出会いを生むのだと思います。だから、私は それを信じて繋げ続けていきたいと願っております。
「ウサギの夢」を 福田さんが演奏された時に、初めてそれを聴いた子供達が、ウサギになって跳ねたこと。その場面を見て、ここにすべてがあるんだ、と 思いました。
これからも、みんなで応援しております。
もしまた機会があれば、是非 おいで下さい!
福田さんの優しさと、誠意と、素晴らしいジャズに 心からの敬意を表して。
投稿: まき姉さん | 2009年7月11日 (土) 18時42分